2023年8月3日(木)、4日(金)恒例の一人旅として熊本に行ってきた。さすがに電車だと時間もかかるし金もかかるので、今回は渋々飛行機を利用した。
天気が良かったためそれほど揺れずに熊本に到着。
ここからバスに乗って阿蘇山へ。1時間ほどバスに揺られて「阿蘇山上ターミナル」に到着。
火山ということもあってか、山頂は大木もなく、広大な景色が広がっている。
山頂ターミナルからさらにシャトルバスに乗って、いよいよ「阿蘇火口」へ。バスの中や火口付近は万が一のためヘルメットや避難所が用意されている。
火口は今も煙(水蒸気?)を上げ、周辺は殺伐とした風景である。
強い風が吹く中、一周10分程度の散策路を歩く。かすかに硫黄のにおいがする。
駐車場から下を見ると、山頂ターミナルや草千里がよく見える。
山頂ターミナルまでまたバスで降りてきてから、ターミナル周辺を散策する。昔はロープウェイで火口まで行っていたようだが、噴火による被害により閉鎖し、現在はシャトルバスでアクセスしているよう。当時の周辺施設がそのまま放置されていた。
つぎにまたバスに乗って「草千里」に向かう。草千里に到着するとまずは腹ごしらえ。阿蘇名物の”赤牛丼”を食べる。うまかった!
少し雲が出てきたが、草千里を散策する。乗馬もできるみたい。
結構な観光客(ここでもアジア人が多い)がいたが、邪魔にならず広大な景色を堪能した。山頂ターミナルまでもどり阿蘇の火山灰で作った”くまモン”を買って、バスに乗って熊本駅に向かう。
熊本駅に到着すると夕飯を食いに駅構内の「肥後よかもん市場」に行く。ここで名物の馬刺しなどを食す。
ウェルカムドリンクとしてアルコールもサービスされているし、朝食もついている。温泉は内湯だけだったが湯加減も緩めで、とても居心地の良いホテルだった。
翌日も快晴。
市電の一日乗車券を購入し、まずは「熊本城」へ。
熊本城は加藤清正が築城したといわれており、石垣が立派である。
しかしまだ地震の影響が残り石垣が崩れている様子も見れた。
きれいに整備された立体回廊をとおりいよいよ天守閣へ。
天守閣は昭和に建てられた新しいものだが、展示内容は多く、模型をはじめ映像やプロジェクションマッピングを使ったものなどとても充実している。
最上階では熊本の街を一望できる。
熊本城内には飲食店や土産物屋が並ぶ「桜の馬場 城彩苑」が立地している。
ここでちょっと休憩した後、熊本の伝統工芸品を買いに「肥後象嵌 光助」に向かう。
店主によると、もともと象嵌はヨーロッパ発祥で、京都で刀の鍔づくりで発展したが、肥後ではキセルなど工芸品として発達したため、現在も生き続けているとのこと。しかし職人の高齢化が進み、現在は15人ほどしか作っていないらしい。ここでは栞を購入した。
欲しかったものを購入した後、また市電に乗って「水前寺成趣園」に向かう。入り口には土産屋が立ち並ぶ(ちょっと寂れてはいるが)。
中に入ると”これぞ日本庭園”といった景観が広がる。快晴だったせいもあるがとても美しい庭園だった。
この後、新しくできた「熊本屋台村」に行ってみた。
屋台が密集した路地を再現している感じだが、室内ではないのでとても暑い!だから100円で楽しめる”焼酎ためし酒”だけ経験して撤収。
夕食は昨晩もいったよかもん市場で、海鮮丼などを食す。
予定時間より早かったがバスに乗って熊本駅から空港に向かう(この選択が大正解で、渋滞に巻き込まれ思った以上にバスの移動時間がかかった)。飛行機に乗って名古屋に向かう(行きも帰りもほぼ満席で、隣に座ったのは、行きはうざいおっさん、帰りはかっこいい外人のねーちゃんだった)。
飛行機は墜落せず、無事に帰ることができた。今回の旅行は盛沢山だったが、結構充実した旅であった。熊本はきれいな街で見るところも多く、またいつかの機会に訪れたいと思う。