2024年3月7日(木)、8日(金)佐賀県に行ってきた。九州には何度か足を運んでいるのだが、佐賀県には行ったことがなかった。そこで武雄・嬉野という二大温泉地を巡ろうと思い、旅立った。
自分としては飛行機には乗りたくはないのだが、鉄道より早いし安いというのではやむを得ない。まずは小牧空港から福岡空港へ。
天候もよく揺れなかったことは幸いであった。
福岡空港から地下鉄で博多駅まで。そこから「特急ハウステンボス・みどり」に乗って武雄温泉駅へ向かう。
武雄温泉駅は長崎新幹線の駅としてリニューアルしており、とてもきれいな駅である。
すでに昼時でもあったので、飯でも食べようと駅周辺を歩いたのだが、店らしい店が開いていない。しょうがないので武雄駅構内にある「カイロ堂」で佐賀牛ステーキ焼肉御前をいただく。うまかった。
さて腹ごしらえもできたので、いろんなところに行ってみようと思い、観光協会で自転車を借りる。電動アシストでとても快適である。
まずは最初に「武雄神社」に行ってみる。ここには樹齢3000年ともいわれている楠があるらしい。
神社に参拝したのち、少し歩いて「武雄の大楠」を見に行く。
竹林の中の小道を抜けると突然それは姿を現す。とても立派な大木である。
次はしゃれた建物である「武雄市図書館」に向かう。
中は普通の本屋も併設されており、スタバもある。スタバの席で図書館の本のみならず販売されている本も読むことができる。
早速ホットコーヒーを注文し、くつろいでみる。
十分休憩もできたので、次はいよいよ武雄温泉に向かう。
駐輪場から出発すると自転車の様子がおかしい。後輪に空気が入っていない。パンクかと思ったのだが、どうもいたずらされて空気を抜かれたようだ。
こんな些細なことだがその土地が好きか嫌いかが決まってしまう。
急いで観光協会に戻り、新しい自転車を用意してもらう。
気を取り直して「武雄温泉」に向かう。
土産店など見当たらない、小さな温泉街である(スナックなどの飲み屋はあるけど)。
温泉の入り口にはシンボルである「楼門」がある。
温泉に入る前に資料館となっている「武雄温泉新館」にお邪魔する。
中にはその生い立ちなどがパネルになっており、読むと大金持ちの人が人々に”竜宮城”を体験させたい的な思いでこの温泉施設ができたようだ。なんか上諏訪温泉の「片倉館」みたいな感じだ。
新館には昔の浴槽などがそのまま展示されている。
さていよいよ温泉に入ろうと思い、せっかくなので貸切湯に入ろうと思ったのだが、受付が15時からと変更されていた。30分以上も待たされることになる。まぁ貸切湯はあきらめて、元湯に入る。
元湯は”あつ湯”と”ぬる湯”に分かれているのだが、ぬる湯も41度くらいはあり、決してぬるいわけではない。
よってあつ湯などは入れるわけもない(46度くらいあって、足を入れただけですぐに限界)。ぬる湯の温泉につかってリラックスした後、本日宿泊するホテル「セントラルホテル武雄温泉駅前」に向かう。
チェックインするとフロントから『サービスでツインのお部屋をご用意しました』と言われた。ラッキー!別館のきれいな部屋でとても満足。
さてとりあえず夕飯でも食おうとチャリで散策したが、これといった飲食店がない。なので佐賀に来たのに北海道ラーメンを食すことにした。
ネットでは”味噌ラーメンがうまい”としていたので味噌チャーシュー麺と餃子を注文する。
ラーメンはさほどうまくもなかった(スープが甘すぎる)が餃子はうまい!
さて自転車を返却するまで少し時間があるので、「塚崎の大楠」を見に行く。ここは武雄神社の大楠と違い、囲いもなく実際に触れることができる。
樹齢2000年ともいわれる大楠に触れてなんとなくありがたい感が。
自転車を観光協会に返却し、ホテルで温泉につかった後、まだ寝るには早いと思い、夜の温泉街を見に出かけた。
武雄温泉の楼閣などはきれいにライトアップされている。
でも温泉街は少し寂しい感が。
温泉街の賑わい創出も難しいということか。
2日目は武雄温泉駅からバスに乗って嬉野温泉へ。
嬉野温泉の観光協会でも自転車を借りる。
あとお得な「うれしのチケット」も購入し、いよいよ温泉街を散策する。
まずは「豊玉姫神社」に参拝する。
ここには”白なまず”が祀られている。
神社参拝後は昼飯でもと思い自転車であたりを走ってみたが、食堂らしきものが見つからない(武雄温泉といい、観光客はどこでランチ食ってるんだろう)。
飲食店は無いのだか、温泉街らしく足湯を備えた広場がいくつかある。
まぁホテルで朝食(バイキング)をたらふく食って来たので、とりあえず温泉巡りをすることとする。
公衆浴場である「シーボルトの湯」は、現在工事の関係で男女入れ替え制であるためパス。
まずは「茶心の宿 和楽園」に行く。
ここは嬉野らしくお茶のパックが置いてあって、これでマッサージをするとのこと。とてもいい香りがして癒される。露天風呂より内湯のほうがぬるいので、窓を開けて(貸し切り状態だったので)長湯した。
ここは冷たいお茶のドリンクサービスがあったので、たらふく飲んでしまった。
次に訪れたのは「和多屋別荘」。
ここは非常にゴージャスなホテルである。
温泉もとても大きく、何人か先客がいたがゆったりできる。ここも露天風呂が熱かったので、内湯のぬるいところと水風呂を交互に入って長湯した。
温泉を出るとさすがに腹が減ったので、柄にもなくフルーツサンドを食す。
生クリームがたっぷりで少し食べるのに難儀したが、うまかった。
帰りに嬉野温泉に来た土産としてお茶と生酒を買う。
そしてバスに乗って武雄温泉駅へ。そして「リレーつばめ」に乗って博多駅へ。
博多駅で夕飯を食おうと阪急百貨店に行ったのだが(土産のどらきんぐを買うのに好都合なので)、どこも高い!しょうがなく博多なのに「薩摩黒豚とんかつ 黒かつ亭」に入り、ヒレカツ定食を食す。
博多駅から地下鉄に乗って福岡空港に行き、飛行機に乗ることになるのだが、なんでも福岡空港が混雑してるとのことで、飛行機に乗り込んでから30分後くらいにようやく離陸。西春駅へのバスの時間がやばいなぁと思っていたが、案の定予定のバスには乗れず。誰もいない小牧空港で30分以上も待ちぼうけ。
今回の旅はなかなか予定通りとはいかなかったが、温泉は気持ちよくよかったのではないでしょうか。