「アメリカの大学生が学んでいる本物の教養」を読んでみた

この本は、5月の初旬に買ったのだが、なかなか読み通すことができなかった。スッと入ってこないというか、のめりこめないというか。

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なぜなのかはもう一度読み返してなんとなくわかった。

この本は自分が期待していた”アメリカの大学生が学んでいる教養についての客観的な事実”に触れているのではなく、あくまでも著者の考えが主体になっているからだ。

現在の日本の教育論に対する批判や英語力の重要さ、読書に関する手法など言いたいことはわかるのだが、自分は純粋にアメリカ人はどのようにして”彼らとしての教養”を身に着けているのか、なぜそれが”本物の教養といえるのか”の事実が知りたかったため、違和感からか読んでいて没頭できなかった。まぁ知識と教養は違うだとか、思考フレームやバイアス、脳内ディベートなど他の書籍においても触れられているようなこともあり、自分が学んできたことへの確からしさは確認できたが。

悪書ではないが、自分が求めているものと違ったというだけのことであった。