「トップガン マーベリック」を見てきた

コロナ禍で延期になっていたこの映画が、ようやく公開された。

第1作?の「トップガン」は今から30年以上前、トニースコット監督作品で、トム・クルーズを一躍スターにのし上げた作品である。

今作は登場戦闘機がF-14からF-18に変わり、スピード感が増した。前作より戦闘機の飛行シーンが増え、迫力にある映像である。

前作のオマージュもふんだんに取り入れられ、そのあたりはよかったのでは。

ストーリーはハリウッド映画らしくいたって単純で、ミッションを成功させるため、マーベリックが教官として指導するが、いよいよ実戦となるとなぜかマーベリック自身が参戦、作戦を成功させるというもの。敵地にF-14が配備されている”フリ”があるので、このF-14に乗って脱出するんだろうなぁと簡単に読めてしまった。(まぁ中身の細かいところは目をつぶるのがハリウッド映画の楽しみ方)

ただ冒頭、エドハリス演じる将校が「これからは無人機が主流で、パイロットはいらない」というセリフがあるが、現在、自動車をはじめとするモビリティの無人化・自動運転が実用化に向け研究されていることを思うと、飛行機にも無人化の流れが来ると思う。

この無人化・自動化の流れに対し、一石を投じるような展開になるのかと思っていたが、敵の戦闘機も最新鋭ではあるが、パイロットは搭乗していたので、ストーリー的にちょっと肩透かしだった。

まぁでも迫力ある映像で、かっこいい登場人物や戦闘機、前作のオマージュ。映画としてはよかったのでは。

欲を言うと「Great Balls Of Fire」をあのシチュエーションでいれたのなら、最後のエンディングは「You've Lost That Lovin' Feeling」で終わってほしかった。


f:id:fritz507:20220607230253j:image