2022年12月9日(金)名古屋市内の観光地を巡ってきた。他県には旅行によく行くのだが、意外と名古屋市内の観光地に入っていない。今日は天気もいいので、地下鉄乗り放題(今は一日乗車券ではなく24時間乗り放題)を使って、「覚王山のおしゃれなカフェに行こう」というコンセプト?でお出かけしてみた。
ここは義理妹の結婚式以来参拝したことがない。1,900年の歴史を持つ熱田神宮には”3種の神器”の一つ「草薙の剣」が祭られているが、どんなものなのか併設されている宝物館に行けばわかるのではないかと思い、参拝も兼ねて行ってみたというわけだ。信長が奉納したといわれる「信長の壁」も観ることができた。
いざ宝物館に行くと、刀剣などを展示する別館「草薙館」も新しく建てられている。
期待に胸を膨らまして拝観したが、草薙剣のいわれは分かったが、どんなものなのかはわからなかった。後で調べてみると、誰も見たことがない代物らしい。これって”都市伝説”だよね。
さて腹も減ったので、ネットで見つけた蕎麦屋に向かう。伝馬町駅から久屋大通駅で桜通線に乗り換え、高岳駅で降りる。そこから少し歩いて入ったのは「生そば清助」。
そこで桜エビのかき揚げがついた「二枚セット」を注文する。懐石料理みたいに前菜もついてくる。
そばは自分好みで硬めでうまい。かき揚げもうまい。
蕎麦湯はとろみがあって、やはり本格的な高級蕎麦屋は違うなと思った。
昼飯を終えた後、文化のみち「二葉館」「撞木館」に行ってみる。都市センターにいたころ、よく”文化のみち”の話題が出ていたが、今まで一度も訪れたことはなかった。
まず旧川上貞奴邸「二葉館」に行ってみる。
洋室と和室がある建物で、洋室のステンドグラスはとても美しい。
また2階にはこの地に縁のある文学者の資料も展示されており、城山三郎の書斎なども復元されている。
次は「撞木館」に行ってみる。
ここも和洋折衷の建物で、とくに日本庭園が素晴らしい。
この庭を見ながらお茶もできるようである。ほかにも文化のみちを構成する建築物もあるようだが、住宅地の中に点在するかたちなため、観光地として人が訪れるというほどになってはいない。せっかくのエリアなのに人に来てもらうというのは難しいものである。
文化のみちをあとにして次に向かうのは「徳川美術館」である。高岳駅から久屋大通駅まで向かい名城線に乗り換えて大曽根駅まで。ここからちょっと歩くと「徳川美術館・徳川園」である。ここも初めて訪れるところで、一度行ってみたかった場所である。
まず徳川美術館を拝観する。
規模も大きくテーマごとにわかれ江戸時代を中心とした鎧や刀剣、絵画、茶道具などが展示されている。能舞台も作られており、なかなかのものであった。
また隣接する徳川園も大きな池があるとてもスケールの大きい庭園である。ちょうど紅葉の時期でとてもきれいであった。
大きな池を散策できるほか、滝がある渓谷のような庭もあり道に迷うぐらいの大きな庭園である。
結婚式も挙げられるのか、着物を着て写真撮影しているカップルもいた。
さて日も暮れかけてきたので、今回の旅のコンセプトである覚王山に向かう。大曽根駅から本山駅で東山線に乗り換え覚王山駅で降りる。通りを歩いていると目に飛び込んできたおしゃれなカフェ「シェ・シバタ名古屋店」に入る。ここでケーキセットを注文し、ジャズが流れる空間で一休み。
なかなか贅沢なひと時を過ごさせてもらった。
ここから帰途に就くため、覚王山駅から伏見駅で鶴舞線に乗り換え大須観音駅へ。大須観音もよく行くところなのに、初めて参拝することになる。ちなみに大須観音駅で降りることで地下鉄全線の駅での下車を達成(特に意味はないのだが)。大須の良くいく店をのぞいた後、上前津駅から金山駅へ。
思ったより結構ハードな行程になったが、名古屋にもまだ行っていない面白い場所があることがよくわかった旅であった。